“V2マジック140” 阪神地元の商店街掲げる (Yahoo!News)
「プロ野球セ・リーグを昨年制した阪神タイガースの連覇を願って、地元・兵庫県尼崎市の尼崎中央3丁目商店街は開幕前日の1日、優勝セールまでの「V2マジック140」を掲げた。」
とのこと。
野球のペナントレースで使われるマジックというのは、
下記[1]に詳しく書かれていますが他の5球団の自力優勝が消滅して
初めて点灯するものです。
開幕時点では当たり前ですが6球団すべてに自力優勝の可能性がありますので、
この時期にマジックがあることがまずおかしいのです。
では「他の球団の自力優勝の消滅」という文言を無視して、
優勝マジックを140とすることは妥当なのか。
確かにセ・リーグの試合は140試合ですから、
「要は140勝すりゃええんやろ」という風に考えれば、
140という数字はいかにも正しそうに見えますが、そう安直ではありません。
セ・リーグの優勝決定方式(下記[2])によれば、勝率1位のチームのうちで勝ち数が最も多いチームが優勝ということになってます。
さらに注意すべきことに引き分けという概念があります。
このルールを考慮すると、ある球団Aが140試合勝つか引き分けるかし続けて、
なおかつ他の5球団が最低1敗ずつすれば、確実に球団Aの優勝となります。
従って、下記[3]にもでかでかと表示されている通り(4/1 時点)、
140+1=141をマジックと定義するのが妥当です。
自分の勝ち数だけでなく、他の球団の負けも考慮しなければいけないってことですね。
(この説明は心もとないので、誰かきちんと説明して頂けるとありがたいです…)
まあこんなマジックなんてたかが商店街の余興だし、
適当な数でもいいのかもしれません。でも、
「エープリルフールなので、うそにならないようにしたい」
とか言うのはいかがなものかと。>商店街の理事長さん
上記の通り、阪神が優勝するかしないか以前に、
「V2マジック140」そのものがウソくさい代物なので。
参考URL:
[1]http://osakatigers.ktplan.jp/magic.htm
[2]http://www.npb.or.jp/cl/communication/qanda/1.html
[3]http://www.geocities.co.jp/Athlete-Samos/1582/
やっぱり阪神タイガースばっか… _| ̄|○